ロッテ涌井秀章、今季3度目完投勝利で楽天・則本とのエース対決を制する

両エース揃って9回完投、涌井は1点差ゲームを制して今季8勝目

 ロッテの涌井秀章投手が24日、楽天戦(コボスタ宮城)に先発、9回を11安打2失点で完投し、楽天・則本昂大とのエース対決を制した。今季3度目の完投勝利で、自身8勝目を飾った。

 ロッテは2回に1死三塁から鈴木がレフトへ犠牲フライを放ち、先制に成功する。だが、直後の2回裏、涌井は1死満塁のピンチを招き、島内のライト前安打で同点に追いつかれ、続く藤田の二ゴロの間に三塁走者が帰り、逆転を許してしまった。

 だが、ここから粘った。3回を3者凡退とすると、4回は2死一塁から島内を三飛に打ち取って無失点。6回と7回は先頭打者を出塁させたが、いずれも次打者を併殺に打ち取り、二塁を踏ませなかった。

 涌井の粘投に応えるかのように、7回に奮起する。1死からデスパイネの左中間ソロで同点に追いつくと、今度は2死から鈴木のライトへのソロ弾で逆転に成功。

 8回にもマウンドに上がった涌井は、3番ペレスから始まるクリーンナップを3者凡退とし、1点リードを死守。9回に2死一、三塁と逆転の走者を背負ったが、最後は島内を打ち取って白星を手に入れた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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