日本ハム大谷翔平、先発復帰に手応えあり「指は大丈夫。投げられる感じ」
右手中指のマメをつぶした後に初登板、3年ぶりリリーフで1回無失点
日本ハムの大谷翔平投手が24日のオリックス戦(札幌ドーム)で6回から2週間ぶりに登板した。先発復帰へ向けた調整登板は、1回1安打無失点。直球最速は156キロだった。
10日のロッテ戦(札幌ドーム)で右手中指のマメをつぶした。ファン投票で選ばれていた15、16日のオールスターでの登板を回避。中継ぎではプロ1年目の13年8月18日のソフトバンク戦(帯広)以来だったが、右手中指の状態はどうだったのか。
「指は大丈夫です。投げられる感じではあります」
投球では先頭・T-岡田の中堅フェンスに直撃する二塁打などで1死一、三塁のピンチを招いたものの、モレルを153キロ直球で一邪飛、若月をスライダーで一飛に打ち取った。1回を17球、1安打1四球無失点。直球が抜けることが目立ち、全17球中10球がボールだった。
「中継ぎをやったことがないので気にしても仕方ない。まず抑えられれば十分かと思って投げました。コントロールは色々あると思いますが、全体的には良くなかったかなと思います」
本来の圧倒する投球ではなかったが、先発復帰へステップアップしたことは確か。29日から始まる首位・ソフトバンクとの3連戦中(札幌ドーム)の先発復帰が期待される。
「(次回登板は)まだ何も言われていません。今日は先発ではないですけど、(中13日で)間隔も空いてましたし、そういった意味では良かったかなと思います」
この日、チームは逆転負けで連勝が5でストップ。ホークスと4.5ゲーム差に広がった。次回は先発・大谷として圧倒する投球を期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count