6回2失点で4勝目のソフトバンク岩嵜「先発として最低限のことはできた」
工藤監督は若き右腕の好投を評価「2失点で抑えたのは成長」
埼玉西武との接戦を制したソフトバンク。先発の岩嵜翔は、6回2失点で4勝目を挙げた。自らの投球を振り返り「最初から飛ばしすぎた」と反省しながらも、「先発として最低限のことはできたと思う」と納得した表情を見せた。
「降板後に、監督から『コントロールを気にして腕が振れなかったんじゃないか』と言われました。自分ではそうは思っていなかったけど、見ている人からそう思われたのなら、そこは修正しないといけない点ですね。ホームランを打たれた球もインコースにいくはずが逆球になったし、感覚的に良くなかった部分もしっかり修正したいと思います」
火曜日からは週5試合になるため、一度先発を離れることも考えられるが「今は試合で投げることがうれしいので(中継ぎでも先発でも)行けといわれたところで行くだけ」と岩嵜。
工藤監督は「6回2失点でしょ。良かったと思うよ。しっかり抑えられたのは彼の中での成長。彼のポテンシャルからすれば、もっともっと高いものをもっているはず。これからも磨きをかけてほしいね」と、若き右腕に大きな期待を寄せる。
先発でも中継ぎでも結果を残し、ここまで19試合で4勝0敗1セーブ。若手の躍進が目立つソフトバンク投手陣の中で、岩崎の存在は日増しに大きくなってきている。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura