右胸筋負傷の上原浩治「レッドソックスは復帰に悲観的」と地元紙が伝える

守護神襲名後は登板4試合で4セーブ、わずか1失点と好調だったが…

 雲をつかむような現状にドンブロウスキー球団社長は「(上原の復帰時期は)まったく予測がつかない。分かるのは、15日間は戦列を離れるということだけで、その直後に復帰するのか、あるいはずっと後に復帰するのか、私には分からない」と、お手上げ状態だったという。さらに、上原が復帰すれば「チームにとってプラス」と話し、戦力として計算している様子ではなかったそうだ。

 今季終了後にフリーエージェントとなる上原は、セットアッパーとして開幕した今季は状態が安定せず、39試合(36イニング)で投げて防御率4.50の数字だった。だが、キンブレルがDL入りした後に守護神に就任。それ以降は怪我で緊急降板するまで、登板4試合でわずか1失点、4セーブを記録するなど調子を上げていた。

 難しい怪我に悩まされる上原は、自身のブログで「笑顔が作れないかも」と複雑な心境を吐露していたが、何とか逆境をはねのけてシーズン終盤に頼れる存在として戦列復帰することを願いたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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