阪神、4回に10打数連続安打で9得点快勝 原口は1イニング5打点
猛虎打線の大爆発に甲子園沸く
猛虎打線の大爆発に甲子園の大歓声は止まらなかった。27日のヤクルト戦(甲子園)の4回。阪神打線は原口の1発を含む10安打9得点を奪い、3連勝で順位は中日と並び5位タイとなった。1イニング10打数連続安打は日本記録にあと1本に迫る猛打だった。
猛打の起点となったのは原口だ。両チーム無得点出迎えた4回無死一、二塁。フルカウントから杉浦のフォークを捉えると打球は左翼席へ飛び込む先制の9号3ラン。「捉えたところは芯は芯だったのですが、少しこすってしまったので、打った瞬間はホームランになるかどうかはわからなかったです。ギリギリでしたけれども、スタンドまで届いてくれて良かった」と笑顔。さらに1死満塁でこの回、2度目の打席が回ってくると左前へ2点タイムリーを放った。
1イニング5打点は2003年、対巨人戦で金本(現監督)以来となる球団史上2人目。これまでの不振を吹き飛ばすかのように投打がかみ合った勝利に金本監督は「原口が5打点。ホームランもタイムリーもよかった。(10打数連続安打は)片岡コーチの手腕じゃないですか」と笑顔だった。
4回に記録した阪神の10打数連続安打は以下の通り。
江越―右前打、福留―左前打、原口―左越3ラン、ゴメス―左前、新井―中前打、荒木―右前適時打、能見―投犠打、高山―右前2点適時打、北條―死球、江越―右前打、福留―押し出し四球、原口―左前2点適時打、ゴメス―左前打、新井―遊ゴロ併殺打。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count