最速158キロ記録のダルビッシュ、6回2失点の好投も3勝目ならず
勝利投手の権利を持って降板も、救援が逆転されて白星ならず
レンジャーズのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、本拠地でのアスレチックス戦に先発、6回2失点の好投だったが勝敗はつかなかった。1点リードで3勝目の権利を持って降板したが、中継ぎが打ち込まれて逆転されてしまった。チームは4-6で2連敗となった。
初回、制球が定まらなかったダルビッシュは、先頭クリスプに右翼線三塁打を浴びると、続くラウリーにライトへ犠飛を上げられ、いきなり先制点を許してしまった。さらに、2死から4番デービスに左翼へ特大ソロを運ばれ、2点目を失った。
だが、2回以降は力強い速球とスライダーでアスレチックス打線を攻める。2回と3回を連続で3者凡退。走者を三塁に進めた4回を無失点で粘り、5回も3者凡退に仕留めると、打線が応えた。
1点を追う5回裏、2死一塁からデズモンドが右中間へ逆転2点弾を叩き込み、逆転に成功した。
1点のリードを持ってマウンドへ戻った6回、2死からレディックを二塁内野安打で出塁させた。続く打者は、この日2安打しているデービス。自然と力が入ったのか、3球目速球で最速98マイル(約158キロ)を計時した。次のボールでレディックは二盗、さらに捕手の送球が逸れて三進に成功。1打同点というピンチで、デービスを空振り三振に仕留めると、マウンド上のダルビッシュはガッツポーズを作って雄叫びを上げた。
6回を投げ終えて93球(64ストライク)で降板。1点リードを保ったまま勝利投手の権利を持っていたが、8回に中継ぎが4点を奪われ、逆転されたため、3勝目はお預けとなってしまった。
チームは9回に1点を返したが、2連敗となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count