イチロー、痛烈ゴロの二塁打で3000安打へ「2」 「それ言うと自画自賛に…」

日に日に大きくなる地元ファンの歓声は「知ってます」

 ただ、42歳が放ったとは思えない圧倒的な打球速度のゴロだったことは確か。納得の打球か、との問いに「それを言うと自画自賛とかになるから別に」と言ったイチローは「そんなわけでもないし、ヒットならそれでいいですよ」と話した。

 このヒットでマーリンズは1死二、三塁とチャンスを広げ、エチャバリアの遊ゴロで三塁走者のリアルミュートが生還。1点差に迫ったが、追いつくことはできず、プレーオフ進出争いのライバルとなっているカージナルスとの4連戦初戦を落とした。ただ、イチローについて、「試合に勝つために理にかなった起用をしていく」とするマッティングリー監督の言葉を証明するような、チームにとって大きな一打だったことは間違いない。

 3000安打へ、いよいよ2本。代打での1打席が続く中、地元ファンの歓声は日に日に大きくなっている。それを聞かれたイチローは「知ってます」とだけ答えた。本拠地での連戦は残り3試合。地元達成を願うファンの期待は感じている。これまで通り勝利のために必要なヒットを積み重ね、金字塔へ一歩ずつ近づいていくだけだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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