パ首位決戦! 首位ソフトバンクが2位日本ハムと敵地で激突!

日本ハム先発陣に打ち勝つためのキーマンは、3番柳田悠岐

 有原攻略のために必須となるのが、3番を打つ柳田悠岐の存在だ。ここ5試合は15打数3安打の打率2割。一時、復調気配にあった打撃は、再び下降線にある。昨季トリプルスリーを達成した柳田だが、今季の対有原は、3つの四球があるものの、13打数0安打。完璧に封じ込められている。塁に出れば、足があるだけに、いかにチャンスを作って有原にプレッシャーを与え、内川、松田の後続へ回すかが、攻略の糸口になる。

 2戦目に投げるであろう高梨には、7月1日のヤフオクドームで7回無失点に封じられた。11個の三振を喫しており、嫌なイメージを持っているのは間違いない。中継ぎ3試合の登板を含めても、防御率1.42。手を焼いた真っすぐとフォークのコンビネーションをいかに崩すか、が見ものとなる。

 3戦目が見込まれる加藤は、5月19日のヤフオクドームで2回途中3失点でKOしており、3投手の中では1番相性がいい。柳田が4打数2安打の5割、松田が3打数2安打の打率.667。対加藤3打数無安打の4番・内川聖一に当たりが出れば、攻略の可能性はより一層高まる。

 この3連戦を皮切りに、ソフトバンクと日本ハムは8月5日から7日、同19日から21日と、週末に直接対決を控える。大谷が先発復帰すれば、加藤に代わり、これまでと同じ日曜日に入るはずだ。1戦目の有原、2戦目の高梨との対戦は今後も避けられない。いかに早いうちに土をつけ、苦手意識を払拭するかは、その後の週末決戦に向けても重要な意味を持つ。札幌決戦。工藤ホークスが、大きな3試合を迎える。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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