SBとの首位攻防戦初戦を落とした日本ハム栗山監督「結果が全て」

今季ワーストタイ5失点の有原に指揮官「もう少し点を取ってあげられれば」

 日本ハムの栗山英樹監督が29日の首位・ソフトバンク戦(札幌ドーム)で逆転負けし、「結果が全て」と悔しさをにじませた。

 先発の有原が1点リードの6回に捕まった。柳田の同点の左中間適時二塁打、松田の勝ち越し左犠飛などで3失点。試合前までソフトバンク戦は4戦3勝、防御率1.67と抜群の相性を誇っていたが、7回2/3で7安打、今季ワーストタイの5失点。約1か月半ぶりの黒星(4敗目)を喫した。「エース格」と期待するだけに、栗山監督のショックは大きかったようだ。

 「結果が全て。こういう時もある。(有原から)なんとかしたい気持ちは感じた。(6回は)どうしても抑えたい気持ちだったと思うが、ボールが高くなった。こっちはそれよりも、もう少し点を取ってあげられれば」

 打線は3回に田中賢の中前適時打で先制。4回には大谷が野手出場5試合ぶり、自己最多を更新する12号ソロを放った。8回無死満塁で1点止まり。9回も先頭・大谷が今季初の三塁打を放ってチャンスを作ったが、打線がつながりを欠いた。

 「(大谷の本塁打は)大きかったね。簡単に点を取らせてくれないが、なんとか勝ちきれるように。大事な試合だったけど、まだ先がある。次に生かせるようにしたい」

 チームは41日ぶりの連敗で、首位・ホークスと5ゲーム差に広がった。カード初戦を落とした悔しさを30日の第2戦にぶつけたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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