楽天・美馬 好相性のQVCマリンで、前回登板のリベンジ果たす

前回22日の対戦は6回9失点と大炎上も、7回3安打無失点で7勝目

 楽天の美馬学が7回3安打無失点の好投で今季7勝目を飾り、前回22日のリベンジを果たした。

 22日に本拠地で行われたロッテ戦は、同じくロッテ石川とのマッチアップだったが、6回9失点の炎上投球。「崖っぷちに立たされていた」と振り返る右腕は、屈辱を晴らすべく、初回から全力で飛ばした。

 初回2死、147キロ速球を捉えた角中の打球は、美馬のグラブを弾いて内野安打となったが、4回まで許した安打はその1本のみ。2回に連続死球で1死一、二塁のピンチを迎えるが、試合前に6月月間MVPの表彰を受けた田村を二ゴロ併殺に打ち取って、勢いをそいだ。

 8回、聖澤に2点適時打で先制に成功すると、梨田監督は7回89球でまだ余力があった美馬からミコライオに継投した。「向こうは7回で変えてきたが、何かあったからでしょう。こっちは1点でも勝ち越せば、うちのパターンで、美馬は代えるつもりだった」という狙い通り、美馬に7勝目をプレゼントした。

 3月30日に登板し、無四球完封勝利したQVCマリンは相性のいい球場だった。お立ち台に上がった美馬は「調子自体はよかった。気持ちの部分だけ。球数少なく投げられた。しっかり抑えるピッチャーがいるので、そこへつなぐピッチングができた。上に行くにはロッテに勝つしかない」と、打倒ロッテを宣言した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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