イチロー、3000安打へ3戦ぶりスタメン 第1打席は三直、残り2本のまま
今季初の3番でスタメン、ライナーで三塁手のグラブに収まり併殺に
マーリンズのイチロー外野手は29日(日本時間30日)、本拠地でのカージナルス戦に「3番・左翼」で3試合ぶりに先発出場し、初回の第1打席は三直に倒れた。現在、メジャー通算2998安打で、メジャー史上30人目の3000安打に残り2本となっている。
今季初めて3番に入ったイチローは初回、1死一塁で打席に入った。場内はスタンディングオベーション。「イチローコール」が起こり、立ち上がったまま打席を見守るファンもいた。
相手先発の右腕リークに対して、フルカウントからの7球目、91マイル(約146キロ)の速球を打ちに行ったが、打球はライナーで三塁手のグラブに収まった。ボールは一塁に転送され、飛び出していたプラドもアウト。併殺となった。
イチローは28日(同29日)の試合で、7回に代打で登場。1死一塁の場面で右腕ブロクストンから一二塁間を痛烈なゴロで抜く二塁打を放ち、カウントダウンを進めた。試合後の深夜には、球団が公式ツイッターで「公式発表:イチローは明日の夜に先発予定。3000(安打)まで、わずか2安打」と超異例のスタメン前日発表を行っていた。
1打席目は惜しくも凡退に終わったが、残りの打席で偉業到達となるか、注目が集まる。打率は.333となった。4番手外野手という立ち位置のため、イチローは代打での出場が多いが、今季スタメンでは146打数50安打の打率.342と好成績。先発34試合中17試合で2安打以上を記録している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count