イチロー圧巻の147キロレーザー 走者も打球飛んだ瞬間に「厳しい」と予感
指揮官も絶賛「イチは偉大な選手。彼のプレーを見るのは本当に楽しい」
本塁でアウトとなったウォンは「イチローが間違いなく強肩であることは、みんなが知っている。彼のところに打球が飛んだ時、『おい、これは厳しいことになるぞ』と思ったよ」と振り返った。「頭を下げて、必死に走らないといけないことは分かっていた。そして、彼は僕をアウトにしたんだ」。背番号51の「レーザービーム」に、完全に脱帽していた。
また、マーリンズのマッティングリー監督も「すごかったね。イチは偉大な選手だ。彼のプレーを見るのは本当に楽しい。もし、キャッチャーが(走者に)タッチしたかったら、彼はベース手前でちょうどよく弾むように投げるんだ。教科書通りの基本に忠実なプレーを彼はするんだ。そういったことは最近では失われてしまっている。テクニックに優れ、正しい方法で試合に挑む。本当に見ていて楽しいよ」と手放しで称えている。
3000安打が目前に迫り、1打席1打席に大きな注目が集まっている。だが、イチローは周囲の熱が高まる中でも走攻守の全てでいつもと変わらぬパフォーマンスを披露し、見る者、そして一緒にプレーする者を脱帽させている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count