広島、連敗も最終回に代打・小窪が意地の満弾 緒方監督「明日につながる」
6点を追う9回に反撃、小窪は笑顔なし「勝ちたかったです」
広島は30日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に5-7で敗れた。先発の黒田が6回5失点と打たれての連敗となったが、最終回に代打の小窪が満塁本塁打を放ち、意地の反撃を見せた。
1-7と敗色濃厚の9回、DeNA4番手のザガースキーから、田中、菊池の連続ヒットと丸の四球で無死満塁とした。ここで代打として登場した小窪が、4球目のストレートをレフトスタンドへ運んだ。小窪は「前の3人がしっかりつないでくれたので、僕もそのつもりで打席に入った。狙い球をしっかり絞っていけた」と一発を振り返ったが、「勝ちたかったですけど」とチームの敗戦に笑顔はなかった。
緒方監督は大敗した前夜と同様に、報道陣の質問に答えることはなかったが、「最後に粘って、明日につながるいい攻撃ができた。また明日」とだけ言い残して会見を切り上げた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo