前ヤクルトのオンドルセク、オリオールズでデビュー 強打者を3者凡退斬り

2年ぶりメジャーマウンドで好投、昨季のMVP打者を空振り三振

 ヤクルトを退団し、オリオールズに入団したローガン・オンドルセク投手が30日(日本時間31日)の敵地ブルージェイズ戦でデビューした。破壊力のある打線で中心を担う3打者を3者凡退斬り。上々のメジャー復帰マウンドとなった。

 1-7と6点ビハインドの場面で3番手としてマウンドに上がったオンドルセク。まずは1番打者のバティスタを1ボールから94マイル(約151キロ)の直球で左飛に仕留めた。続く昨季のMVP打者ドナルドソンは、1ボール2ストライクと追い込んでから6球目の83マイル(約134キロ)のカットボールで空振り三振。最後は3番のエンカーナシオンを2ボール2ストライクから95マイル(約153キロ)の直球で投ゴロに打ちとった。

 昨季ヤクルトに入団したオンドルセクは、72試合に登板し、リーグ1位タイの33ホールドと活躍。リーグ優勝に大きく貢献した。今季はバーネットが退団したため、クローザーに就任。30試合に登板し、3勝1敗11セーブ、防御率2.45と安定した活躍をしていた。

 しかし、6月26日の中日戦で首脳陣に暴言を吐いたとして自宅謹慎処分に。同29日に謹慎は解除されたが、7月17日に家族に同行してアメリカへ帰国。そのまま日本へは戻らず、21日に契約解除が発表されていた。27日に自由契約選手としてNPBから公示され、29日(同30日)にオリオールズがメジャー契約を結んだことを発表した。

 ヤクルト入団以前は、レッズで5シーズンを過ごし、21勝11敗2セーブ、防御率3.36の成績を残していたオンドルセク。2年ぶりのメジャーマウンドで、上々のスタートを切った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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