侍ジャパンU-15、キューバ破りW杯連勝発進 小山が打撃改良で先制適時打
ライナー性の打球を意識した打撃練習で結果残す、31日韓国戦へ「気を引き締めて」
1打席目にライト前、2打席目にセンターオーバーのタイムリーとチームで唯一、外野に2本のヒットを放った。「(相手投手は)スピードがあったのでポイントを前にして詰まらないようにいこうと思った」と小山。代表入りが決まってからはスピードボールに対応するため、トップを早く作り、バットを最短で出すことを意識したスイングに改良した。
ライナー性の打球を意識して打撃練習に取り組んできたが、2点タイムリーはセンターの頭の上をグンと伸びていく会心の当たりだった。「先制点が欲しかったので、2点が入ってすごく嬉しかった。チームも勢いづいたと思う」とうなずいた。
前日は代打からの途中出場。「自分の100パーセントの力を発揮できなかった。次は出そうと思った」と初戦の悔しさをぶつけ、3打数2安打1四球でチームに貢献した。ユニホームを真っ黒にし、全力でプレーした小山は「しっかりと気を引き締めて、いい流れで明日も勝ち、世界一を目指して頑張っていきたい」と、31日の韓国戦を見据えた。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi