ダルビッシュ、次戦は術後初の100球超えなるか?「準備はできている」
右肩張りから復帰後3戦は、いずれも90球を超える投球
昨年受けたトミー・ジョン手術からの完全復活を目指すレンジャーズのダルビッシュ有投手が、次回登板予定の2日(日本時間3日)オリオールズ戦で、再び大きな前進をすることになりそうだ。これまで目安とされていた“100球”の球数制限が解除されるようで、本人も「100球投げても大丈夫だと思う」と通訳を介して話したと、地元紙「ダラス・モーニングニュース」電子版が伝えている。
通称トミー・ジョン手術と呼ばれる右肘靱帯再建手術を昨年3月に受けたダルビッシュは、1年以上にわたるリハビリ期間を経て、今季5月28日(同29日)パイレーツ戦にメジャー復帰を果たした。長い間、試合から離れていた肩肘を、徐々にその強度に慣らしていくため、少しずつ球数を増やしていくのがセオリー。ダルビッシュも復帰1戦目は81球、2戦目は88球と少しずつ球数を増やしていったが、3戦目の6月8日(同9日)、登板中に右肩の張りを訴えて降板していた。
復帰過程では、手術した肘以外の場所に負担が掛かることはよくあることで、ダルビッシュも右肩張りから復帰した7月16日(同17日)カブス戦以降は、順調に先発ローテーションを守っている。カブス戦で90球投げると、そこから2戦は91球、93球と少しずつ球数が増加。前回27日(同28日)アスレチックス戦後には、バニスター監督が地元メディアに対して「次回は100球の制限なしに投げられそうだ」という話をしていた。