高校野球地方大会決勝を振り返る 大阪大会「履正社vs金光大阪」

大型サウスポー寺島は甲子園初出場、チームは8試合で79得点4失点の圧倒成績で聖地へ

 ゲームセットの瞬間、ショートへの小フライが若林健治(3年)のグローブに収まるとマウンド上の寺島は両手を突き上げ喜びを表現した。試合後の場内インタビューで寺島は「いいピッチングが出来たと思います。人生で一番嬉しいです」。

 寺島は1年時から注目を集めた大型サウスポーだがこれまで甲子園出場経験は無し。ラストチャンスの決勝で打っては3安打猛打賞、本職のマウンドでは見事な3安打完封勝利を挙げ奪三振は12を数えた。
?「去年の秋、悔しい思いして夏は絶対行こうってみんなで言ってたんで達成出来て良かった。甲子園では履正社の野球して優勝目指して頑張ります」

 岡田龍生監督も「選手が非常に頑張ってくれた。感謝してます。大阪大会と変わらず、履正社らしいきっちりとした野球をやって、全精力を注いで頑張りたいと思います」とナインを讃えた。79得点4失点だった大阪大会8試合、一度もリードを許していない。圧倒的な戦績を引っさげて6年ぶりの甲子園に乗り込む。

(記事提供:高校野球ドットコム)
http://www.hb-nippon.com/osaka/report/1577-hb-osaka-game2016/15255-summergame

【了】

小中翔太●文

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