イチロー、本拠地10連戦は2安打で偉業持ち越し 指揮官「彼らしくない」
17打数2安打で3000安打へ「2」、「ボール球を振ってしまうことがある」
マーリンズのイチロー外野手は31日(日本時間8月1日)、本拠地でのカージナルス戦に代打で出場し、一飛に終わった。メジャー通算2998安打で、史上30人目の3000安打へ残り2本のまま。本拠地10連戦は17打数2安打の打率.118に終わり、ドン・マッティングリー監督は「ちょっと彼らしくないね」と話した。マーリンズは1日(同2日)からはシカゴ、コロラドと敵地への遠征に出る。
イチローはこの試合、7回無死一塁の場面で2番手右腕バラクロウの代打として登場した。「イチローコール」が沸き起こる中、右腕マルティネスに最後はカウント2-2から7球目の内角高めの96マイル(約155キロ)の直球で一飛に打ち取られた。
金字塔に残り2安打と迫ってから、これで7打席ノーヒット。指揮官は「彼はこれまで多くの安打を放ってきた。彼は本当に良くやってくれている。優秀な打者だしね」と言う。
ただ、「ボール球を振ってしまうことがある。ちょっと彼らしくないね」とも指摘。この日、イチローは2球で追い込まれてから、速球派のマルティネスが外角のボールゾーンに投げ込んでくる球をファウルにするなどして、7球目まで粘っていた。
3000安打へ残り「4」として戻ってきた本拠地では、10試合で2安打に終わった。1日からはシカゴ、コロラドと敵地で6試合を戦う。「らしさ」を取り戻し、偉業達成となるだろうか。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count