偉業目前のイチローに敵地も総立ち 相手も敬意「対戦できるのはクール」

ヘンドリックスは三塁手の守備に感謝「大きなプレーの1つだった」

 もっとも、イチローを抑えるために特別な攻め方はしなかったという。「マウンドに立つ時は、カウントや状況がどうであれ、いつも同じ考え方を持っている。だから(イチローに対して)1-0とボール先行になったから、とにかくいい球を投げようと心掛けた」。鋭いライナーをブライアントがキャッチしてアウトに仕留め、「投げたカーブをしっかり捉えられたけど、KB(クリス・ブライアント)が好守でアウトに仕留めてくれた。あれは大きなプレーの1つだった」と振り返った。

 イチローは7月31日(同1日)までの本拠地10連戦で17打数2安打に終わり、残り2本で敵地遠征がスタート。しかし、この日もヒットは出ず、これで8打席連続、4試合連続ノーヒットとなった。同21日(同22日)のフィリーズ戦で.343だった打率は.321に下落。偉業を前に足踏み状態となっている。

 ただ、敵地に舞台を移しても、3000安打の到達を願って球場でイチローに声援を送るファンは多い。対戦相手からも敬意を集めながら、金字塔を目指していく。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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