ダルビッシュ、7回途中を3被弾で3失点、9奪三振も3勝目はお預け
153キロの力強い速球投げるも、3被弾が重く響いて白星ならず
今季3勝目を目指すレンジャーズのダルビッシュ有投手が2日(日本時間3日)、敵地で行われたオリオールズ戦に先発し、6回1/3を6安打9奪三振1四球で3失点(自責3)だった。防御率は3.29。失点はいずれもソロ弾で、3勝目はお預けとなった。
前日1日(同2日)にブルワーズからトレード移籍してきたばかりの捕手ルクロイと組んだこの日。初コンビとは思えない息の合った組み立てで、強力オリオールズ打線を攻めた。
初回はいきなり先頭アダムスに右前打されたが、続く金賢洙を投ゴロ併殺。最後はデービスを95マイル(約153キロ)ツーシームで見逃し三振に仕留めた。
速球は序盤から95マイルに達するなど力強く、右打者には大きく曲がるスライダー、左打者にはカットボールを有効に使って攻めた。2回と3回は連続3者凡退。4回は先頭の金をライト前安打で出塁させたが、その後は3者連続空振り三振とし、二塁を踏ませなかった。
だが、0-0で迎えた5回、先頭アルバレスにカウント2-2から6球目内角低めのカットボールをすくい上げるように打ち上げられ、ライトへの先制ソロとされた。
続く6回も先頭ジョーンズに追い込んでからの3球目浮いた速球をレフト席へ運ばれて、さらに1失点。後続をしっかり打ち取ったものの、7回1死から再びアルバレスにスライダーを強振され、この日2本目のソロ弾を許したところで94球(64ストライク)で降板した。
打線の援護がなかったのも痛い。この日はオリオールズ先発バンディが6回途中までノーヒットの快投で、レンジャーズ打線は文字どおり手が出なかった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count