監督待たずにマウンド降りた田中将大「不文律に触るのでは?」と地元紙

「監督にボールを手渡すまで、投手はマウンドで待たなければならない」

 記事では「交代を告げにきた監督にボールを手渡すまで、投手はマウンドで待たなければいけない」という“不文律”があると指摘。だが「タナカはジラルディが球審と話し終える姿を見るなり、自分でマウンドから降りてしまった」とし、この行為が不文律に触るのではないか、と疑問を呈している。

 だが、試合後、この行為について質問を受けたジラルディ監督は「すでに話し合い、特に問題はない」とし、エース右腕は交代に不服だったのではなく「自分のパフォーマンスに納得がいっていなかっただけだ」と説明したそうだ。田中自身も、通訳を介して「次の投手が出てくるのが見えたので、ジョー(ジラルディ監督)の方に歩いてボールを渡しにいっただけ。悪気はなかった」と話しているという。

 辛口で知られるニューヨークの地元メディアは、投球内容だけではなく、所作振る舞いについても厳しい基準を持っているようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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