偉業目前で足踏みも、イチローへ溢れる敬意 敵投手も「対戦は特別なこと」

「タフなシチュエーションだったし、彼はいいバッターだから」

 それでも、対峙したストロップは「彼が3000安打に迫っている状況で対戦できたことはエキサイティングだった」と言う。ツーシームを2球続け、3球目の直球で追い込んでから、最後は低めに落とすスライダーで空振り三振。ピンチの場面だっただけに「タフなシチュエーションだったし、彼はいいバッターだから、大きな三振だった」と振り返った。

 史上30人目の快挙に迫っているイチローは連日、大きな注目を集めて打席に入っている。102年の歴史を誇るリグレー・フィールドの雰囲気も、イチローが打席に立つと、さらに熱狂的なものになる。「こういう状況で(イチローと対戦)出来ることは僕にとっても特別なこと」。ストロップは偉業目前のイチローに敬意を表し、対戦できることを喜んだ。

 マーリンズは3日(同4日)にシカゴでカブスとの3連戦最終戦に臨む。残り2本ではあるが、リグレー・フィールドで3000安打を達成すれば史上2人目の快挙となるだけに、イチローの打席に注目が集まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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