満を持して1軍復帰 復活のリードオフマンが首位ホークスに勢い
復帰後、1番起用で5試合連続安打を放っている明石
頼もしい男が帰ってきた。2位・日本ハムと4ゲーム差。3連覇に向けて、正念場を迎えているソフトバンクに、勢いをもたらすリードオフマンが戻ってきた。
明石健志、30歳。1軍に復帰した7月29日の日本ハム戦(札幌D)。2位との直接対決第1ラウンドで、昇格即「1番・二塁」で先発すると、いきなりチームに勝利をもたらした。
1点ビハインドで迎えた6回。先頭で打席に入ると、日本ハム先発の有原航平から中堅右を抜く三塁打を放ってチャンスを創出。柳田悠岐の左中間を破る二塁打で同点となるホームを踏むと、その後チームは松田の勝ち越し犠飛、長谷川の右前適時打が出て、一挙3得点。明石の一打を皮切りに一気の逆転に成功した。
9回にも中前打を放って、6点目を生みだし、2安打2打点。この試合まで今季4戦3敗、4点しか奪えていなかった難敵の有原に初めて黒星をつけた。攻略の糸口をつかませたのは、紛れもなく、この日1軍に加わったばかりの背番号36だった。