満を持して1軍復帰 復活のリードオフマンが首位ホークスに勢い
約4か月のファーム暮らし
昨季はキャリア2番目となる115試合に出場した。一塁、二塁を守れ、パンチ力もあれば、小技も利く。1、2番の上位も打てれば、下位打線に置いてポイントゲッターにもなれる。打順は問わない。工藤ホークスの中でもユーティリティー性を買われている1人である。
今季、3月25日の楽天との開幕戦(コボスタ)では5番で先発出場。ところが、開幕3連戦を終えた3月28日、春季キャンプ中にもあった右肩の痛みを訴え、出場選手登録を抹消された。そこから、約4か月のファーム暮らしが続いた。苦しいリハビリを経て、4月下旬に一度は実戦復帰したが、すぐ離脱。再びの実戦復帰を目前に控えた5月末にも痛みが再発し、リハビリ生活に逆戻りした。患部は一進一退のもどかしい状況が続いた。
7月11日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)で再度の実戦復帰を果たし、20日には二塁の守備を解禁。打撃面は好調を続けていたこともあり、直接対決のタイミングで、満を持しての1軍復帰だった。4か月に渡るファーム暮らし。炎天下の中で実戦を積んできたことで、真っ黒に日焼けした姿は、1軍選手の中で異彩を放った。
復帰2戦目となった同30日の同戦では4打数3安打1打点とし、続く同31日、そして、相手を西武に変えた8月2日の西武戦(西武プリ)でも1安打。