12勝目の岩隈久志、快投のカギは“速球”「今季屈指の投球」と指揮官絶賛
制球力の光る投球、全97球を投げて73ストライク 与えた四球は0
3日(日本時間4日)に本拠地でのレッドソックス戦で今季12勝目(7敗)を挙げたマリナーズ岩隈久志投手。この日は東地区首位を争うレッドソックス打線を相手に、7回1/3を投げて5安打9奪三振無失点の快投を見せた。サービス監督は「今年1、2位を争う登板だったのでは」と絶賛したと、球団公式サイトが伝えている。
29日(同30日)のカブス戦では今季最短3回で5失点KOされた右腕だが、この日は前回の記憶を払拭する圧倒的なピッチングを披露した。8回途中で降板するまで、97球を投げて73ストライク。今季は四球数がかさんでいたが、与えた四球は“0”。制球の良さが評価される本来の姿を取り戻した形だ。登板間には投球フォームを調整したり、ウェイトトレーニングに励んだり、復調に務めたそうだ。
快投のカギは“速球”にある。記事によれば、この日の投球内容について岩隈は「速球を制球することができたし、普段より力強い球を投げることができた。ファーストストライクを取ることができた」と通訳を介して話したという。伸びのある速球を軸に、代名詞でもあるスプリットとスライダーでバットを振らせ、強力レッドソックス打線を寄せ付けなかった。