由規5年ぶり神宮登板で勝利、ソフトバンクが西武を3タテ…3日のプロ野球
オリックス金子は7回無失点で5勝目、阪神は延長10回でDeNAに勝利
プロ野球は3日、各地で5試合が行われた。
セ・リーグでは3位DeNAが延長10回の末、4位・阪神に5-7で敗れた。初回に2点先制されるも、3回裏に4番・筒香が2点右翼二塁打を放ち、同点に追いついた。3-3の同点で迎えた7回に石川のセンターへの三塁打などで2点を勝ち越し。9回に守護神・山崎につないだが、先頭からの連打と送りバントで1死二、三塁とされたところで、内野安打と犠打で同点に追いつかれてしまった。延長10回にザガースキーが2点を勝ち越されて敗れた。
ヤクルトは先発の由規が首位・広島を6回無失点に抑える好投で、今季2勝目を飾った。1786日ぶりの勝利を飾った前回7月24日の中日戦に続き、この日も気合の投球を見せた。4回1死からルナに右翼へ二塁打を許すまで3四球を与えながらも無安打投球。4回から毎回走者を背負ったが、粘投する由規を打線も援護。2点リードの6回に山田が32号3ランを放ち、試合を決めた。
パ・リーグ首位ソフトバンクは西武とのシーソーゲームを制し、7-4で勝利した。先発の東浜は、初回に森に先制ソロ弾を許すなど、序盤に苦しみながらも粘投。調子を立て直した5回から6者連続三振に仕留めるなど、8回を8安打4失点とした。この日34歳の誕生日を迎えた内川のタイムリーや5打数4安打3打点と大爆発の鶴岡など打線も援護。同一カード3連勝で2位・日本ハムとのゲーム差を5に広げた。
2位・日本ハムは3位・ロッテと対戦。シーズン途中に抑えから先発に転向した増井が、ロッテ打線を5回4安打無失点に抑える力投。だが、ロッテ先発唐川の前に打線が打ちあぐね、今季6度目の完封負けを喫した。一方のロッテは5回に守備で失策を記録した鈴木大地が打席で奮起。2打点を上げる活躍で、3-0の完封勝利に貢献した。ロッテは2位・日本ハムとのゲーム差を「6」に減らした。
オリックスは敵地で楽天と対戦し、2-0で勝利した。オリックス・金子、楽天・安樂の両先発が好投。勝敗を決めたのは、T-岡田とモレルのソロ弾2発だった。2回にT-岡田が17号ソロを右翼席へ運ぶと、8回にモレルが追加点。だが、安樂の前にわずか4安打だった。金子は楽天打線を7回3安打に抑える快投を披露。今季5勝目を挙げた。
【セ・リーグ】
◇ヤクルト5-2広島(神宮)
勝 由規 2勝1敗
敗 福井 2勝3敗
HR【ヤ】山田32号、菊池10号
◇DeNA5-7阪神(横浜)
勝 藤川 5勝5敗2S
敗 ザガースキー 3勝1敗
S マテオ 1勝2敗12S
HR【神】福留6号、江越5号
【パ・リーグ】
◇楽天0-2オリックス(KOBOスタ)
勝 金子 5勝6敗
敗 安樂 0勝3敗
S 平野 3勝4敗20S
HR【オ】T-岡田17号、モレル7号
◇西武4-7ソフトバンク(西武ドーム)
勝 東浜 7勝4敗
敗 多和田 2勝5敗
S サファテ 0勝5敗33S
HR【西】森7号、森8号
◇ロッテ3-0日本ハム(QVCマリン)
勝 唐川 4勝4敗
敗 鍵谷 2勝2敗2S
S 益田 3勝1敗6S
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count