日米に温度差のある五輪野球 盛り上げるための秘策を米メディアが提言
「五輪の“ステータス”を売りにすれば…」
(4)若手有望株と引退した選手の混合チーム
若手と引退選手の混合チームで、それぞれの長所短所を補うチーム。「キューバ、韓国、日本といった本気のチームと渡り合えるか?」という疑問に関して、記事では「もちろん」と太鼓判を押す一方、「注目を浴びるか?」という疑問には「多分…約束はできないが」とやや弱腰だ。
(5)NPBのようにメジャー開催を中断
最後の提案は、五輪開催中はメジャーのレギュラーシーズンを中断しよう、というアイディアだ。「乗り越えられない問題は山積み」、さらには「中断したからといって、いい選手が集まるとは限らないし、視聴率が3倍アップになるわけじゃない」としながらも、元オリックス助っ人で北京五輪代表チーム入りしていたマイク・ヘスマンのように「メジャー出場経験はわずかでも、五輪メダル獲得という思い出が残る」選手もいると指摘。「五輪の“ステータス”を売りに盛り上げる方法はある」としている。
これまでのWBCにも、メジャーの一流選手を派遣してこなかったメジャーリーグ、そしてアメリカ代表だが、2020年に向けて野球の五輪復活で沸く日本との温度差は間違いなくありそうだ。あと4年の間で、この温度差をいかに埋められるか。まだまだ課題は山積みのようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count