前田が10勝目、投球回数はチーム1位に 指揮官「彼を見るほど好きになる」
6回途中で降板もしっかりゲーム作る、「求める以上の仕事をしてくれた」
ドジャースの前田健太投手は4日(日本時間5日)、敵地でのロッキーズ戦に先発し、5回2/3を4安打2失点で10勝目(7敗)を挙げた。日本人投手のルーキーイヤーでの2桁勝利到達は7人目。デーブ・ロバーツ監督は試合後、先発ローテーションを支える右腕を「見れば見るほど、もっと好きになる」と称えた。
前田は過去2度の対戦で13回を投げて1失点と抑えていたロッキーズ相手にこの日も好投。1点リードの4回にダールに逆転2ランを浴びるも、チームが5回に再逆転。前田は6回2死からレイノルズにレフト前ヒットを浴びたところで降板した。2番手バエスが後続を立つと、ドジャースは救援陣が無失点リレーを見えて4-2で勝利した。
クオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)まで1アウトで降板。ただ、ロバーツ監督は「彼の状態を考えると、またここの標高が高いことを考えると、求める以上の仕事をしてくれたと思う。バエツは3日投げていなかったし、ケンタには自信を持って降板してほしかった。もちろん、続投も考えたし、レイノルズをアウトに仕留めてほしかったが、スライダーがちょっと高めだったので、バエスを投入したかった」と評価した。
この3連戦では2日(同3日)にマッカーシーが3回3失点、3日(同4日)にスチュワートが4回9失点で降板していた。それだけに、6回途中までであっても、しっかりゲームを作った前田は大きな役割を果たしたと、指揮官は称賛する。