前田が10勝目、投球回数はチーム1位に 指揮官「彼を見るほど好きになる」
イニング数はチームトップに、「彼がここまでやると思っていたか?」の質問には…
「ここ(コロラド)では我慢の戦いだった。ケンタの球数は多かったけど、5回2/3を投げてくれた。これは本当に質の高い先発だった。ブルペンをリセットすることができたし、今日使った投手は十分休養を取れていたから、いい球を投げられていた。我々の現状、今日の試合前の状況を考えても、ケンタの今夜の投球は大きな意味がある」
22試合目の登板で、長期離脱しているエース左腕カーショー(11勝)に続いて2桁勝利に到達。イニングをなかなか稼ぐことができていないとはいえ、しっかりとローテを守っており、125回2/3という投球回数はチームでトップとなった。
「彼がここまでやると思っていたか?」と聞かれた指揮官は「正直言うと、ケンタの場合、(投げる)姿を見れば見るほど、もっと好きになるし、彼のタフさを信じることができる。このチームは選手が互いを刺激を受けて高め合うという話もしたが、彼はそのリストのトップにいる。チーム状況を把握して、マウンドに上がるたびにクオリティスタートを目指してくれるし、それ以上のことを成し遂げてくれている」と再び賛辞を並べた。
首位ジャイアンツとは2.5ゲーム差の2位。優勝争いを繰り広げるチームの中で、前田が欠かせない存在となっていることは間違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count