田澤純一、元SB李大浩斬りでチーム延長戦勝利に大貢献!
DL復帰後は5戦連続無失点登板、優勝争いするチームは首位に2ゲーム差を死守
レッドソックス田澤純一投手が元ソフトバンク李大浩斬りで勝利に貢献した。4日(日本時間5日)に敵地で行われたマリナーズ戦に登板。2-2と同点の8回を無失点に抑え、勝機をつないだ。試合は延長11回の末、レッドソックスが3-2で勝利した。
マリナーズの強打者2人を圧倒した。同点の8回に3番手としてマウンドに上がると、まずは2年連続40本塁打を記録中の強打者クルーズを打席に迎えた。初球カーブでストライクを奪うと、カウント1-1から2球目92マイル(約148キロ)を振らせて2ストライク目。最後は93マイル(約150キロ)速球で空振り三振とした。
続いて迎えたのは、元ソフトバンクの李大浩。李には初球カーブ、2球目スライダーを振らせ、早々に2ストライクに追い込むが、続く3球はボールでフルカウントまで持ち込まれた。だが、6球目に得意のスプリットを低めに決め、危なげなく空振り三振を奪った。
次打者シーガーにレフト前ヒットを許した後、最後はズニーノにファウルで粘られ、9球目まで持ち込まれたが、やはり決め球スプリットで空振り三振。緊迫した接戦の行方を打線に託した。
これで故障者リスト(DL)から復帰後は、5試合連続無失点登板となった。地元メディアでは「プレーオフ進出にカギとなる存在」と称される安定した働きで、この日も勝利に貢献。ア・リーグ東地区で優勝争いをするレッドソックスは、この勝利で首位から2ゲーム差の3位をキープした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count