偉業へ「2」で足踏み…対戦した元同僚は“エール”「イチローのことは大好き」
敵将も絶賛「見た中で最も優れたハンド・アイ・コーディネーションの持ち主」
ローガンは試合後、「前回の対戦ではスライダーで四球だった。だから、彼は内角のスライダーを待っていたんじゃないか。(自分は)直球を選択し、狙い通りのボールを投げられた」と話した。6月20日の試合で対戦した時の“残像”を生かし、狙い通りの配球で打ちとったという。
イチローと親交のあるローガンは「3000安打へあと1本とするヒットは打たれたくない」と言う。一方で、「3000安打はすごいことだし、興奮している」と本音を明かす。「ヤンキースで一緒にプレーしたし、イチローのことは大好きだ。素晴らしいチームメートだった。彼のことを尊敬しているよ」。背番号51を慕う気持ちは今も変わっていない。
試合前には、ロッキーズのウォルト・ワイス監督が「彼は恐らく私達が見た中で最も優れたハンド・アイ・コーディネーションの持ち主だろう。時々、彼が打った瞬間にバッターボックスから走り出していくように見えることがある。そして見事ボールを打ち返す。とてもユニークだね。彼はどこにでもボールを運ぶことが出来る。驚異的だよ」と、イチローの能力を改めて絶賛した。
敵地ロッキーズ戦はあと2試合。歴史的瞬間は訪れるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count