【高校野球】兄弟で夢舞台へ― 今夏、兄に続き甲子園出場果たした選手たち
西武・高橋光成の弟も、兄に続いて甲子園出場を果たした選手たち
第98回全国高等学校野球選手権大会が7日に開幕する。夢の舞台に立つことができる49の代表校の選手たちの中には、ある大きな目標を成し遂げた者もいる。それは兄に続いて、聖地を踏むことになった選手だ。
2013年に2年生右腕として夏の甲子園を制覇した群馬・前橋育英の高橋光成投手(現西武)。3年ぶりの頂点を目指すべく、同校は群馬代表として甲子園に帰ってきた。背番号14の高橋亮成内野手(3年)は光成の弟。体格は172センチ、72キロと兄よりもひとまわり小さいが、存在感は大きい。ランナーコーチャー、控えの内野手としてチームを支える。
また前橋育英の主将・小川龍成内野手の兄・駿輝さんも2013年夏の優勝メンバー。高橋光成とバッテリーを組んでいた。兄が味わった頂点の瞬間を求めにいく。
長野・佐久長聖との開幕戦で登板の徳島・鳴門の河野竜生投手(3年)は145キロ左腕。兄は3年前、同校の主将を務め、チームを8強に導いた河野祐斗内野手。主に3番・遊撃手として活躍した。2013年の夏の甲子園では準々決勝で花巻東に敗れたが3回戦の常葉菊川(静岡)戦で5打数2安打4得点の活躍を見せ、21安打17得点の大勝に貢献した。兄を超える夏を目指していく。