【特別対談】武田翔太、プロ5年目で見せる安定感の裏側に迫る
走ることで体のバランス調整「リフレッシュやリセットにもなります」
野村:体力と言えば、走るのが大好きなんだって? 去年は大分走ったらしいね。毎日10キロで年間3600キロ以上走ったって本当?
武田:メッチャ走りました。走りすぎって怒られちゃったんで、今年は減らしてます(笑)。
野村:俺は「どうやって走らんとこかな」って、そればっかり考えてたけどな(笑)。でも、仕事だから走らんといけないし、体力つけないといけないし。
武田:リフレッシュというかリセットにもなっていいんですよ。ナイター終わった後に、黙々と走りに出掛ける。走るのが好きなのは高校時代からですね。走っていると、体のバランスがよくなると思うんです。10キロ走ると、さすがに疲れてバランスが崩れてくるから、体が自然にバランスを取ろうとするんですよね。だから、一種の体幹運動みたいなもの。寝ながらする体幹より、走る方が投球動作にはより近いですし。
野村:確かに、右投げだったら右の動きばかりになってしまう。そこを走ることで、左右のバランスがうまく取れるようになるんだろうね。
武田:走っている方が、体の切れもいいです。確かに、去年は走りすぎた気がするので、周りから見たら「お前バカだろ」って思ったでしょうね(笑)。
野村:バカとは思わんけど、すごいわ。でも,今年は減らすって言ってたけど……。
武田:今年はウェイトトレーニングを少し強化しています。全体的に少し筋力アップを狙っていこうと思います。