ホークス武田、猛牛退治で12勝目を狙う「いつも以上に気合を入れて」
和田に並ぶ12勝目なるか
ソフトバンク・武田翔太は、9日のオリックス戦で今季12勝目を狙う。前回登板(2日)の西武戦と同様に、チームが日本ハム戦に連敗を喫した直後の登板となるが「そういう時もある」と気にかける素振りは見せない。味方打線の調子もまだ上昇カーブを描けずにいるだけに、粘り強いピッチングが求められる。
「とにかく今は先発ピッチャーががんばる時。先発ピッチャーの調子が悪い時は打線が助けてくれるので、今はピッチャー陣が助けていかないと。いつも以上に気合を入れていきます」
2位の日本ハムとのゲーム差をなかなか引き離せない状況が続くが、それをあえてプラスに考えたいとも語る。
「いい意味でとらえれば、気が抜けない状態。それだけみんなの気持ちも引き締まっている。また(チームの状態が)上がってくるはずなので、辛抱してがんばるしかない」
オリックス打線については「一発に警戒したい」という武田。「慎重かつ大胆に攻めていきますよ」と、自分らしいピッチングで和田毅に並ぶ12勝目を狙う。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura