「MLB CUP」初代王者は武蔵府中リーグ 全国約150チームの頂点に!

リトルリーグ4、5年生対象の新設大会、被災地・石巻の復興にも一助

 先週末8月5~7日に宮城県石巻市を舞台に「AIGプレゼンツ MLB CUP 2016」が開催され、武蔵府中リーグ(東京連盟代表)が初代王者に輝いた。今年から新設された「MLB CUP」は、リトルリーグで野球をプレーする小学4~5年生を対象としたトーナメント。3月に開幕した地方予選には全国約150チームが参加し、厳しい予選を勝ち抜いた16チームが石巻市で行われた全国大会にコマを進めた。

20160809_mlbcup3クロマティ氏からメダルを掛けられる武蔵府中リーグの選手たち【写真:編集部】

 気温30度を超える夏真っ盛りの石巻を、子供たちが元気いっぱいのプレーで沸かせた。全国予選を勝ち抜いた16チームが2日間に及ぶ決勝トーナメントで熱戦を繰り広げた。初日を終えて、ベスト4に進出したのは武蔵府中リーグ、仙台東リトルリーグ(東北連盟第一代表)、松本南リーグ(信越連盟代表)、横浜青葉リーグ(神奈川連盟代表)。準決勝を勝ち上がった武蔵府中リーグと仙台東リトルリーグによる決勝戦は、先制した武蔵府中リーグの打線が爆発し、12-4で堂々の優勝を飾った。

 表彰式では、元メジャーリーガーで巨人でも活躍したウォーレン・クロマティ氏と高橋尚成氏が、優勝から3位に入賞したチームの子供たち1人1人の首にメダルを掛け、2日間にわたる全力プレーを称賛。大会を主催したMLBジャパンのジム・スモール代表は「皆さん、本当にお疲れ様でした。MLB CUP 2016はこれで終わりますが、MLB CUP 2017が始まります。また来年、楽しみにしています!」と話し、未来のメジャーリーガーたちの健闘を称えた。

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