前田健太が苦しみながらも11勝目！　チームは4連勝で西地区首位タイ

2回から毎回安打許して5回3失点、打線が3本塁打9得点と大量援護

　9日（日本時間10日）に本拠地でのフィリーズ戦に先発したドジャース前田健太投手が、今季11勝目（7敗）を挙げた。テンポが悪く球数がかさむ苦しい投球で2被弾したが、5回3失点と粘投。そんな前田を後押しするかのように打線が奮起し、チームは9-3で勝利した。

　前田は初回こそ3者凡退とするが、2回以降はフィリーズ打線に粘られ、球数がかさむ展開となった。まず、2回1死一塁からアルテールに先制2ラン。3回は1死一、二塁としながら後続を打ち取るが、4回に今度はガルビスに右翼へソロ弾を運ばれて1失点。4回を終えて球数は89球に達したが、5回のマウンドに戻った。

　5回は1死から2連打で一、三塁とピンチを招くが、強打者ハワードをこの日104球目となるスライダーで二ゴロ併殺に打ち取り、追加点を許さなかった。

　マウンド上で奮闘する右腕を打線が援護した。2点先制された直後の2回裏に、ケンドリックの2ランなどで逆転に成功すると、前田自身も中越え二塁打を放ち、後続の適時打で4点目のホームを踏んだ。3回には女房役のグランダル、4回にはターナーがそれぞれ2ランとスタンドにたたき込んで追加点。5回には2死一塁から再びケンドリックが左翼へ二塁打を放ち、1点を追加した。

　前田は5回の攻撃で代打を送られて降板。今季2番目に多い104球を投げて、マウンドを2番手チャベスに託した。

　チームはそのまま9-3で勝利。前田は自身3連勝、チームは4連勝でナ・リーグ西地区首位ジャイアンツと並んだ。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count