灼熱の国キューバの至宝デスパイネが特大決勝アーチ

ロッテ石川、SB和田の最多勝争いに一発回答

 首位ソフトバンクのエース和田をロッテの主砲が一撃で粉砕した。

 先頭・角中が歩いた後の6回無死一塁、フルカウントから和田の外角高め141キロ速球を打ち砕き、バックスリーン最上部を直撃する18号2ランで決着をつけた。4回の第2打席では内角の144キロ速球を見逃し三振しており、「ストレートを待っていた。少し高めのボールだったが、思い切り振り抜けた。風もいい方向に吹いていた」と満足げ。10日楽天戦で、6月12日以来となる久しぶりの本拠地アーチ。2試合ぶりの決勝弾に、お盆休みで本拠地に詰めかけたロッテファンを狂喜させた。

 最多勝を争う和田と石川の緊迫した投げ合いに、ケリをつけたキューバの至宝による一発。もう1人の助っ人ナバーロは、婚約者の出産に立ち会うためドミニカに帰国中で、今日13日に再来日の予定だ。ナバーロ不在に「ホームランを打てるバッターは多くないので、失投を逃さず打つことが大事だ」と自覚を持って打席に臨んでいる。

 9日楽天戦からの4試合で11打数7安打5打点と大暴れ。「暑い方が自分の国と同じでいい」と主砲のバットは全開だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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