千葉ロッテが投打の軸の活躍で首位退治 一丸となって上位追走へ

先発・石川が9回2安打完封でハーラートップに並ぶ12勝目

 最多勝争いを繰り広げる2人らしい投げ合いだった。この日まで11勝の千葉ロッテ・石川投手と、リーグトップの12勝を記録している福岡ソフトバンク・和田投手が12日、激突。両投手が最後まで投げ抜いた一戦は、2安打無失点に抑えた石川投手に軍配。両リーグトップタイの12勝目で、チームを勝利に導いた。

 防御率1点台。この日も右腕の安定感は健在だった。

 5回まで無安打投球。6回に2安打で1死一、二塁のピンチを招いたが、好打者の柳田選手を見逃し三振に切り、さらにスタートを切っていた二塁ランナーの川島選手もアウトに取ってダブルプレーとした。

 ピンチの後にはチャンスとばかりに、その裏、無死一塁から主砲のデスパイネ選手がバックスクリーンへの一撃。「打った瞬間に本塁打だと思ったし、風がいい方向に吹いていた。使えるものは使った方がいい。本塁打になって良かった」と自画自賛した。

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