ダルビッシュ、右肘手術後初の100球超えで3勝目 指揮官「意味のあること」

7回途中4失点で2か月半ぶり白星、手術から9試合目で初めて100球超え

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)の本拠地タイガース戦で今季3勝目(3敗)を挙げた。6回2/3を投げて5安打4失点(自責2)5奪三振1四球。大量援護にも守られて約2か月半ぶりの白星を掴んだ。レンジャーズは8-5で勝利。味方の失策も絡んで4失点を喫したものの、5試合連続のクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以内)を達成した右腕について、女房役のジョナサン・ルクロイ捕手は「彼は本当にいい仕事をした」と称えている。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」が伝えている。

 ダルビッシュにとっては、右肩違和感から復帰6戦目で初勝利。8-1で迎えた7回にはアンドラスの失策で走者を出した後、マッキャンに2ランを被弾。さらに、キンズラーに二塁打を浴びて降板すると、続くバーネットが2ランを浴びて4失点となったものの、自責は「2」とゲームを作った。

 記事では、ダルビッシュが107球(ストライク71球)を投げ切ったことに注目。右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復帰後、9試合目で初めて100球を超えた。昨年、同じ手術から復帰したマーリンズのホセ・フェルナンデス投手は11試合目で初めて3桁に到達していたという。記事の中で、ジェフ・バニスター監督は「それ(100球到達)は意味のあることだ」と手応えを示している。

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