阪神高山、球団6人目の新人シーズン100安打 新人最多猛打賞記録にも「1」
3ラン含む3安打3打点の活躍、「100本に目標を置いていたわけじゃない」
ドラ1ルーキーが再び脚光を浴びようとしている。阪神・高山俊外野手が14日の中日戦(京セラドーム)で一発を含む3安打3打点の大活躍。2リーグ制以降では2001年・赤星以来となる球団史上6人目の新人シーズン100安打を達成。さらに、この日の猛打賞で通算10度目となり、1998年に坪井がマークした球団新人最多猛打賞11回にあと1と迫った。
4回の第2打席で右中間二塁打を放ちシーズン通算100安打を記録すると、5回1死一、二塁で迎えた第3打席には中日・山井の外角高めシュートを強振。弾丸ライナーで左翼席へ刺さる4号3ランで試合を決めた。
逆方向への一発はプロ入り初も「初めてでしたが『いったかな』と思った。ここ最近、スタメンを外れるのが多かったので何とか結果を出したかった」と意地の本塁打を振り返った。さらに7回には中前打を放ち、あっさりと猛打賞をマークした。
「100本というところに目標を置いていたわけじゃないですが、100本も1本目から積み重ねた数字なので、1本1本ということですね」。1つの節目となる数字だが、高山が描く景色はまだその先にある。
チームは3位DeNAに3ゲーム差と迫った。「まずはチームの勝利ですが、僕の個人の記録も残せるように頑張りたいです」。クライマックスシリーズ進出へ打ち続けるだけだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count