主砲負傷でマ軍補強加速 Aロッド獲得検討、ゴメス加入ならイチローと併用
プレーオフ進出へ補強急ぐマーリンズ、ヒル強化責任者「出来る限りサポートする」
主砲のジャンカルロ・スタントン外野手が負傷により今季絶望の見通しとなったマーリンズで、複数の補強プランが持ち上がっている。MLB公式サイトなどが伝えている。
スタントンは13日(日本時間14日)の試合中に足の付け根を負傷。15日間の故障者リスト(DL)入りが発表され、14日(同15日)のホワイトソックス戦ではイチロー外野手が代わりに「1番・右翼」でスタメン出場した。プレーオフ進出争いの最中にアクシデントに襲われたマーリンズは、以前から持ち上がっていた補強策を加速させている模様で、MLB公式サイトは「スタントンの負傷でマーリンズのレーダーにAロッド」とレポート。ヤンキースから自由契約となったアレックス・ロドリゲス内野手を獲得する可能性を伝えている。
記事の中で強化担当責任者のマイケル・ヒル氏は「我々は検討段階」としながら、「候補者のリストを突き合わせているところ。ロドリゲスも獲得可能であり、彼はリストに載っている」と語っている。
スタントン負傷前から獲得の可能性が報じられていたA・ロッド。だが、ヤンキースで最後の試合となった12日(同13日)のレイズ戦では、これが現役最後の試合となるのかと問われた際に「生涯記憶に残る試合。これ以上求めるのは難しい」と話しており、再びユニフォームを着る決断を下すかどうかは不透明。今回の記事でも、ヒル氏は「彼がどれほど現役続行に意欲を示しているのかわからない」としながら、「このチームは上手くいっていて、私たちはその真っ只中にいる。出来る限りのサポートはするし、何でもやるつもり。彼、もしくは他の誰かがいるなら何か方法を探すよ」と語っている。
また記事ではA・ロッドがマーリンズに加入する上で“追い風”となる条件として、700本塁打に残り4と迫っていること、マイアミに自宅があることなどを挙げている。また、マッティングリー監督も「彼は三塁手に転向したことがあるんだ。一塁を守れないはずがない」と語っているという。
一方、記事ではA・ロッドとともにアストロズのメジャーロースター40人枠から外れたカルロス・ゴメス外野手も補強候補に挙がっていることもレポート。これを受け、米移籍情報サイト「トレード・ルーモア」は同選手がマーリンズに加入した場合、イチローとの併用となるとレポートしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count