前田健太、自身4連勝の12勝目 6回9K2失点の好投でチームを勝利に牽引

7月17日ダイヤモンドバックス戦以来負けなしの4連勝

 16日(日本時間17日)に敵地でのフィリーズ戦に先発したドジャース前田健太投手は、6回3安打9奪三振1四球2失点(自責2)の好投で今季12勝目(7敗)を挙げた。失点はいずれもソロ弾によるもの。テンポよく三振を重ねる好投で、チームを15-5の大勝に導いた。

 初回から快調に飛ばした。先頭ヘルナンデスを3球で見逃し三振とすると、この回は3者凡退。2回も見逃し三振とレフトフライで簡単に2死を奪ったが、続くラップに初球カーブをセンターへ先制ソロ弾とされた。だが、この日の前田は崩れなかった。
 
 3回は2死からヘルナンデスに四球を与えるも、捕手グランダルが二盗を刺して無失点。フォーシームで攻めながらスライダーとチェンジアップでバットを振らせるリズムある投球で、4回も3者凡退に仕留めた。

 すると、マウンド上で好投する右腕に打線が呼応した。5回にケンドリックとアットリーの本塁打で3点を奪い、逆転に成功。6回にも女房約グランダルの2ランで2点を加え、前田に4点のリードを与えた。

 6回のマウンドに戻った前田は、1死からヘルナンデスに4球目フォーシームを右中間へのソロ弾とされたが、後続をしっかり抑えて最少失点に止めた。

 なおも勢いが止まらない打線は、7回にアットリーの満塁弾などで8点を追加。すでに93球(61ストライク)に達していた前田は、6回を投げて3安打2失点で降板した。

 前田は7月17日ダイヤモンドバックス戦以来、負けなしの4連勝。西地区首位ジャイアンツを0.5ゲーム差で追うチームは、貴重な勝利で追走状態を保った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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