ダルビッシュ、復帰後最長8回途中を8安打9K2失点で4勝目の権利!
1点リードの7回2死一、三塁でクリスプを空振り三振に斬り、吠える
今季4勝目を目指すレンジャーズのダルビッシュ有投手が17日(日本時間18日)、本拠地でのアスレチックス戦に先発し、2被弾するも8回途中を8安打9奪三振1四球2失点(自責2)と好投した。99球(65ストライク)を投げ、4点リードの8回無死二塁の場面で勝利投手の権利を持って降板した。防御率は2.75。
30歳となり、初めて迎えた先発試合。初回は先頭クリスプに先制ソロ弾を許した後、四球で走者を背負うなど、やや苦しい立ち上がりとなった。だが、2回は1死から安打されるも、次打者を投ゴロ併殺に打ち取って打者3人で終了。3回は2死から連打で一、二塁とするも、4番デービスをライトフライに打ち取って無失点とした。
4回を10球で3者凡退とすると、直後の攻撃で女房役のルクロイが移籍後7本目となるソロ弾を左翼へ運び、同点に追いつく。が、5回表、ダルビッシュは先頭スモリンスキーにソロ弾を許して、再び1点の勝ち越しを許してしまった。
5回裏に打線が奮起して再び逆転に成功する。1点のリードをもらった6回は3者凡退。7回は先頭から2連打で無死一、二塁、次打者の二ゴロで1死一、三塁とするも、マンシーを空振り三振、最後は先制弾を打たれたクリスプを95マイル(約153キロ)速球で空振り三振に仕留め、マウンド上で雄叫びを上げた。
その裏、レンジャーズ打線は女房役ルクロイの2点適時打などで3点を追加し、リードを広げた。
復帰後最長となる8回のマウンドに戻ったダルビッシュだが、先頭バレンシアに左翼線二塁打を許したところで降板した。
この日までアスレチックス戦では11試合に先発し、1勝8敗、防御率4.76と奮わず、メジャー最大の天敵だったが、ようやく一矢報いる内容になった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count