イチロー、今季20度目マルチ&好守 歴代28位タイの3007安打も…マ軍3連敗
守備ではスライディングキャッチ披露、マーリンズは5点ビハインドから追い上げるも…
マーリンズのイチロー外野手は18日(日本時間19日)、敵地でのレッズ戦に「5番・右翼」で5試合連続スタメン出場。4打数2安打と今季20度目のマルチ安打をマークし、メジャー通算3007安打として、アル・ケーラインに並んで歴代28位タイに浮上した。マーリンズは5点ビハインドから1点差まで追い上げるも及ばず、4-5で敗れて痛恨の3連敗となった。
イチローは2回、1死走者なしで相手先発の右腕ストレイリーの直球に空振り三振。4回1死一塁でもチェンジアップにバットが空を切り、2打席連続の空振り三振に終わった。
連敗中のマーリンズはエース右腕フェルナンデスが3回までに5点を失う苦しい展開。しかし、6回に4番オズナが2ランを放ち、3点差とした。
ようやく追い上げムードとなった中、続くイチローが1死走者なしで打席へ。1ボールから2球目の直球を捉え、二遊間を抜く中前打とした。だが、ジョンソンは三ゴロ併殺打に倒れ、得点にはつながらなかった。
それでも、マーリンズは7回にプラドの2点タイムリーが飛び出し、1点差に迫る。続く8回、1死走者なしで4度目の打席に立ったイチローは、中継ぎ右腕ウッドからサード後方に落とす左前打。同点のランナーとなったが、ジョンソンは遊ゴロで2打席連続併殺打に倒れ、またも生還することは出来なかった。
その裏の守備、イチローは2死走者なしでカブレラのライトへのライナーをスライディングキャッチ。守備でも魅せて、勝利への望みをつなぐ。しかし、マーリンズ打線は9回も得点することはできず、4-5で敗れて3連敗となった。
攻守で奮闘したイチローは3試合連続安打で今季20度目のマルチ安打。メジャー通算3007安打で、今季打率は.313となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count