広島ヘーゲンズが来日2度目の先発へ 来日1年目助っ人の信条とは?
米国ではナ・リーグに在籍、打席に立つのは慣れたもの
先発では、リリーフではほとんど機会のない打席に立つことになるが、「バッティングには自信がある。石井打撃コーチにも、いいセンスを持っていると言われたよ」と笑顔を見せた。「アメリカでは、ずっとナショナルリーグのチームにいたので、その時は打席に立っていた」というヘーゲンズは、「プロではホームランは打ったことがないが、大学時代には3か月間のサマーリーグで4本打ったことがある」と胸を張ったが、「あくまで僕の仕事は投げること。試合ではそれに集中したい」と、自身の役割を忘れることはない。
「バッティングの練習は、いい気分転換になる」というヘーゲンズの信条は、「基本的には野球は楽しむもの。その姿勢は忘れたくない」というものだ。優勝争いに向け、緊張感の高まる試合が続く中、来日1年目の助っ人外国人の姿勢は、チームに必要なものなのかもしれない。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo