イチローが道具を大事に扱う姿に米メディア驚愕「まるで子供に接するよう」

遠征帰りの荷ほどきは、誰にも任せず自分の手で

「以前マーリンズのクラブハウスで、イチローが自分の遠征バッグを荷ほどきする姿を見掛けたので、『イチローは自分で荷物整理するのか』と球団スタッフに聞いてみました。だって、ユニフォーム、スパイク、パンツを、自分で(ロッカーに)かけていたんですよ。スタッフは『誰もイチローの道具には触れません。彼には全て決まった作法があり、完璧でなければいけないのです』と教えてくれました」

 メジャーでは、遠征から帰ってきた時の荷ほどきは、クラブハウスで働くスタッフに任せる場合がほとんどだ。他人には任せず、商売道具は自分で扱うイチローの徹底ぶりは、驚きに値したのだろう。MLB公式サイトの動画特集「Cut4」でも、「必見 まるで子供に接するようにバットを大事に扱うイチロー」と題して、この様子を取り上げている。

 かつて、地元メディアはイチローのバットの扱いを「まるでトロフィーを扱うよう」とレポートしていたが、野球に対する敬意に加え、道具を大事にするイチローの流儀に、米メディアも脱帽の様子だった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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