禁止薬物疑惑の人物を排除してきた殿堂 Aロッドとオルティスの行方は?

殿堂投票権を持つBBWAA会員は、時代の変遷とともに薬物に寛容になるか?

 機密情報だった予備調査の結果がリークされて以来、2人が歩んだ道は大きく分かれた。レッドソックスで3度の世界一を獲得したオルティスは“ビッグパピ”の愛称で親しまれ、地元ボストンを象徴するヒーロー的存在になった。一方のロドリゲスはバイオジェネシスの薬物禍に関連し、2014年には162試合の出場停止処分を受けている。2人のイメージは正反対になったが、ここで記事が指摘しているのは、Aロッドは2014年の処分を受ける前に、薬物の陽性反応は示しておらず、関わった医師が残した書類を証拠に罰せられている事実だ。

 記事では、2人の殿堂入りが叶うかもしれない2つの可能性について触れている。1つ目は、2人が有資格1年目となる頃には、殿堂入りを決める投票権を持つ全米野球記者協会(BBWAA)の会員たちが、時代の変遷とともに禁止薬物使用に関してより寛大になり、細かいことにこだわらなくなっている可能性だ。だが、BBWAA幹部のジャック・オコネル氏は「これは世代で変わる問題ではない」と、変化する可能性について否定的考えを示したそうだ。

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