マーリンズ主砲スタントンが今季中に復帰 ヒル強化責任者「彼は戻ってくる」
左脚付け根を負傷して戦線離脱も「10月に向けてチームを助けてくれる」
マーリンズのマイケル・ヒル強化責任者は21日(日本時間22日)、左脚付け根を痛めて故障者リスト(DL)入りしている主砲スタントンについて「彼は戻ってくる」と、今季中の復帰に前向きな考えを示したという。球団公式サイトが伝えている。
今季20本塁打、70打点のスタントンは、8月13日ホワイトソックス戦で走塁中に左脚付け根を負傷。筋断裂と診断され、治癒に最短でも6週間は必要だとされていた。順調ならばレギュラーシーズン最終週に復帰できる可能性もあったが、ヒル強化責任者はその確信を強めたようだ。
遠征中のチームには同行せず、マイアミでリハビリを続けるスタントンについて、ヒル強化責任者は「フィールド上で動き始めないと、詳しい復帰日時は分からない」としながらも「治癒と力を取り戻す過程は順調に進んでいる」とリハビリの進捗状況を報告。「フィードバックはすべて非常にポジティブ。本人も前向きだ」と話し、「(シーズン中に)復帰すると私に言ってきた。10月(プレーオフ)に向けてチームを助け、10月を戦い抜く時も大きな助けになる」と9月中の復帰を示唆したそうだ。
2003年以来13年ぶりのプレーオフ進出を狙うマーリンズは、21日終了現在、ナ・リーグ東地区では首位ナショナルズを8.5ゲーム差で追う2位だが、ワイルドカード争いでは2位カージナルスを1.5ゲーム差で追う3位と好位置につけている。スタントン不在中はイチローが先発出場しているが、得点力のある主砲の1日も早い復帰はチームにとって大きなプラスになるに違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count