阪神のドラ1高山&ドラ2坂本が大活躍 DeNAと1.5差、逆転CS進出へ現実味
高山は球団新人記録の今季12度目猛打賞、坂本はプロ初本塁打&初刺殺
明大新人コンビの活躍でクライマックスシリーズ(CS)進出が現実味を帯びてきた。
阪神のドラフト1位・高山俊外野手が24日のDeNA戦(横浜スタジアム)で2戦連続の3安打をマーク。通算12度目の猛打賞を記録し、1998年の坪井を抜き球団新人最多記録となった。ドラフト2位・坂本誠志郎捕手はプロ初本塁打を放つなど、今季2度目のフル出場を果たし、攻守で存在感を見せつけた。
高山は4試合連続の「3番・左翼」で先発出場。初回の第1打席で左翼フェンス直撃の二塁打。3回1死二塁の第2打席では右翼フェンス直撃の先制タイムリー二塁打。そして、6回1死からの第4打席で右翼線二塁打を放った。それでも本人は「気持ちは昨日と別に変わらないんですけど、勝てたことがうれしいかなと思います」とチームの勝利を喜んだ。
高山に負けず劣らずの活躍を見せたのは坂本だ。藤浪とバッテリーを組むのは今季初。守備では初回無死一塁から桑原が二盗を試みたが、自慢の強肩でストライク送球。プロ入り初めて盗塁を刺し、立ち上がりに不安のある右腕のピンチを救った。
献身的なリードで7回を1失点にしのぎ、不振の右腕に6勝目をプレゼント。打撃では2点リードの4回に貴重な追加点となる1号ソロ。攻守にわたって存在間を見せつけた坂本は「その場面、場面で必死なので。できることを続けていきたい」と胸を張った。
若虎たちの活躍で3位DeNAとのゲーム差は1.5。逆転でのCS進出が現実味を帯びてきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count