ダルビッシュ日米初本塁打も5勝目ならず 同点の6回4安打5失点で降板

レンジャーズ投手19年ぶりHRも、投球はメジャー自己最多6四死球と荒れ模様

 今季5勝目を目指すレンジャーズのダルビッシュ有投手が24日(日本時間25日)、敵地でのレッズ戦に先発し、6回を4安打5奪三振5四球5失点(自責3)だった。同点の7回からマウンドを譲り、5勝目はならず。打席ではプロ初本塁打をバックスクリーンに運ぶ活躍だったが、メジャー自己最多6四死球を記録するなど、投球内容はやや荒れた。

 今季3度目の交流戦登板は、初回は時速97マイル(約156キロ)を記録、15球で3者凡退とするなど快調に飛ばした。味方打線が3点の援護をくれた直後の2回、先頭デュバルに死球を当てると、1死を奪った後に2者連続四球で満塁の危機を招き、2点を失った。

 3回は3者凡退。4回は先頭を四球で出塁させるも、後続を3人できっちり仕留めた。直後の5回表には、自ら日米通じて初本塁打となる125メートル弾をバックスクリーンに叩き込んで追加点。意気揚々とマウンドへ戻った5回裏は味方失策も絡み、1死二、三塁から1点を返された。

 2点リードで迎えた6回は1死から安打と四球で一、二塁としたところで、元西武アレックス・カブレラの息子で捕手ラモン・カブレラに右中間へ二塁打を運ばれて1失点。続くデヘススに中犠飛を許して、同点に追いつかれてしまった。

 6回を投げ終えて100球で降板。同点の場面だったため、5勝目には届かなかった。

 5回のダルビッシュのソロ弾は、レンジャーズ投手としては1997年6月30日にボビー・ウィットがドジャース戦で本塁打して以来19年ぶりの快挙。日米通算52打席目のアーチの後は、ベンチから飛び出して歓喜に沸くチームメートに手荒い祝福を受けた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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